ソーシャルメディアマーケティングの本質とは?

 これも少し前の事だが、シリコンバレー地方版の編集長KOSAKA君が今注目のソーシャルメディアマーケティング(以下SMM)に関する講演をSVJENでしてくれた。巷で本当に騒がれていながら、「いったいSMMって何?」という部分があった自分にとって彼の話は本当に明快で目からウロコ的なものだった。素晴らしかった。結論から言ってしまえば、SMMの本質というかGOALは、BACK TO THE BASICで「よりよいサービスと優れた品質を保つ」ということに尽きるのだ。
 ご存じのようにソーシャルネットワークは、言い方を変えれば井戸端会議と伝言版がインターネットを利用したメディア系に発展したものだ。なので、その実態は口コミの発展系である。KOSAKA君はこんな例を話してくれた。近所に韓国人が経営している中華料理屋がある。間違いなく家族経営で、父ちゃんがシェフ、母ちゃんが白いエプロンをつけて給仕をしている。どう見てもPCやインターネットを使っている人たちとは考えにくい。この中華料理屋、実は手打ち麺(と思われる)がもちっとしていて凄く美味い。そして白いエプロンの母ちゃんも愛想がよくサービスも気持ちいい。さてこの店の麺を食べた客がその感想をTWITTERやYELP(こちらの口コミ情報サイト)にその美味かった感想などを書くと、その情報をみた人たちが、そのお店に来るようになる。そして同じ感想をもつと、またその感想をUPするので、お店にはどんどん御客が集まってくる。で、PCの環境に全く縁のない父ちゃん母ちゃんは、連日膨れ上がる客数に首をかしげて「一体どうしたんだろうねえ??」なんて言う事態をもたらすことになる。勿論一銭も御金をかけずに、このお店は御客を集めることに成功するわけだが、そこには絶対的に客を裏切らない、味の品質と質の高いサービスが条件となるわけだ。つまり、この基本ともいえる点さえしっかり押さえていれば、お金をかけなくともPRができるのがまさにSMMの本質だと彼は結んだのだが、まさしくその通りだな!と思った。
 ここが今までのインターネットによるマーケティングや通常のPRとの大きな違いなのだと思う。たとえば今までのお店やサービスの評価というのはGOOGLEに代表されるようにヒット数がいかに多いかで決まっていた。つまり見栄えのいいHPを作って、そこに興味をそそる写真などをたくさん載せれば、また随時新しい話題をUPしていれば、その味やサービスを実体験しなくとも、クリックの数によってそのお店が素晴らしいと評価されてしまうものだったわけだ。そして「おたくのHPのヒット数を増やしますよ!」みたいなWEB製作会社もたくさんあったと思う。通常の広告媒体を利用した宣伝も一方的に消費者に向けられるものであって広告主は、商品やサービスを購入したりした体験した人のフィードバックがあるまで、その効果はわからないのだが、まず製作費用が派生してしまうのだ。そういう意味でSMMは今までとは全く異なる方法で本質さえしっかり押さえていれば、金と労力をかけずにPRができてしまうというわけだ。
 
 

 しかしながらその品質とサービスを常に維持しながら、さらによりよいものにしているためには、それに対するさらなる努力が必要になる。そして、さらなる飛躍につなげるための新しい方策が必要になる。この部分がFACEBOOKなどが中心になって取り入れている新しいマーケティングの手法なのだと思う。そしてこれは実際の口コミと人の推薦に裏付けされたものになるので、効果はより高いものになると考えられるだけでなく、今まで大金をはたいてPRができる大手企業が中心のマーケティングの世界がひっくり返ってしまうような事も平気で起こるようなことも十分にありうるのだ。その状況をTACHWAVEの鶴ちゃんがSATISFACTIONGARRANTEEDを例に話してくれた。代官山にわずか5坪の店舗しかないこのアパレルショップはFACEBOOK上での情報発信が功を奏し、今では世界中から42万人ものLIKEを獲得し、FACEBOOK上では日本のアパレルメーカーではUNIQLOをはるかにしのぎ、世界の有名ブランドをみてもエルメスやカルティエを凌駕する地位に君臨している。つまり、世界の40万人以上の人がこのわずか5坪のSHOPの無料の情報発信を共有し、場合によっては商品を購入しているわけだ。これは凄い!同社は早くもそのブランド力でアパレルのみならず他の商品にも日本の大手メーカーとタイアップして世界制覇をもくろんでいるらしい…。ここまで来ると本当に凄い@@!!

 こちらでは早くも今までのE-COMMERCEならぬF-COMMERCEという言葉もつかわれ始めているように、これからは、いかにFACEBOOKをはじめとした新しいSMMのサービスを利用するかによって、明らかに大きく今後のPRの状況が大きく変わってくるといえる。そのためには、まず彼らの提供するサービスの本質をしっかりと理解することが大事で(自分自身FBを使用しているけどまだまだわからないことが多い…)加えて、それが特にビジネスにおいてはどのように活用できるのかを吟味する事が、いかにお金をかけず(?)に効率的なマーケティングとPRを展開するかにかかっていると思う。まさに知ったもの、早く活用したもの勝ちの感じだが、その本質には「より良いサービスと品質を保つ」という大前提があることを決して忘れてはならないのだ。


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