Archive for 04/23/2015

日本のチャンスは無限大だと思う!

今、シリコンバレーは完全にバブルだ。とにかく住宅費の値上がりは想像を絶する。賃貸費でもサンフランシスコでは2LDKが$4,500。サンノゼ地区でも$3,500ぐらいが相場らしい。これは月額の家賃である。住宅に至っては、その価格はアメリカの場合学区のレベル良し悪しで決まるのだが(アメリカは高校まで義務教育で学費は無料なので、レベルの高い学区に住むことが重要になる)、今まではレベルの高いエリアが高額だったのだが、最近では住む家もなくなりつつあり一戸建てを買おうとしたら中レベルのエリアでも$1,000,000.00(日本円で1億2千万円@@!)はザラである。当然庶民にはシリコンバレーで一戸建ての家を持つ事は至難の業と言える。おまけに新築のタウンハウスやコンドミニアムの建築ラッシュは凄まじく、私が初めてアメリカに来た時に入居していたビジネスパーク(かなり広大な土地だった)は、3年前に全て更地に戻され、今は大規模コンドミニアムの建築が進んでいる。

幸い自分は12年前、ITバブルが崩壊して、それほど時間もたっておらず相場も落ちきっていた頃に山の中のボロ家を購入し、それでも高額だけど今の家賃に比べればかなり安い月々のローンの支払で一戸建てを維持できている。 我が家の値段も上がってはいるものの、それ以上に今住んでいる地域よりもレベルの高い場所の値上がりが凄まじく、当然引っ越すことなど夢のまた夢の状況。
そんなわけで、どうせ引っ越せないのなら、そうでなくても築35年もたって、あちこちボロが出始めている家の改築とはいかないまでも使い勝手の悪すぎるキッチン(なんせ作り付けの電子レンジとオーブンはアナログのタイマーという代物@@!)だけでも改造しようと思い立ち、ここ数週間、色々なホームセンター(日本で言ったらニトリみたいな。。)や専門店に足を運んでいる。
正直、限られた予算の中でIKEAなどは、斬新でデザイン的にもいい感じのものがあるんだけど、なんかしっくりこない感じ。またアメリカではキッチンや、お風呂のリモデルは、かなり一般的なので専門店も沢山あるけれども、機能性やデザインなど「これだ!」というものがなかなか見つからず、時間ばかりを費やしているのが現状だ。

という訳で、「さて日本のキッチンはどんななんだろう?」と思い立ち、クリナップやTAKARA,TOTO等の日本のキッチンメーカーのWEBサイトを見て、驚愕した@@!

 この素晴らしさは何だ!!!

特筆すべきは収納の素晴らしさだ。上部に取り付ける収納キャビネットは昇降ラックが当たり前、それも引きおろし型や引き出し型など数種類ある。限られたスペースを最大限に使用し、ベースキャビネットの底まで引き出しを組み込み有効利用している。またグリルの手前の限られたスぺースが調味料ラックになっていたり、とにかく凄いのだ!中には食器棚の中に温風を回して水切り機能がついたものまである。
またデザインも、こちらでは旧態依然の木目を強調したキャビネットが主流なのに対し日本製は木目調はもとより、メラニン化粧版や色のバリエーションなどもかなり豊富。掃除が簡単な素材なども色々チョイスができる。使用している蝶番や金具類もかなり優れているのもが、きっと多いだろう…。
正直、これらの商品、こちらでお目にかかったことが無い(もしかしたらあるかもしれませんが…)。
なので、欲しいと思っても手に入らないのが現状だ…。こんな素晴らしいものなら勿論、価格的な問題もあるかもしれないが、絶対に需要はあると思う。う~ん、なんか非常にもったいない…。

実は上記にも触れたが、いまシリコンバレーはコンドミニアムやタウンハウスの新築ラッシュだ。
聞くところによれば、最近の好景気により昨年1年間にシリコンバレーでは公証値で何と20万人も人口が増えたという。そのため学校不足なども自分が住んでいるサンノゼでは問題になりつつある。その人口増加をカバーする為の住居が必要な状態なので供給も追いついていないという。建築中にもかかわらず、既に完売といったところも多い。値段だってコンドミニアムでも安くて5~6000万円は当たり前だ。
実は特徴的なのは、これらのコンドミニアムやタウンハウスを購入するのは、シリコンバレーに移ってきたインドや中国を中心とした優秀なアジア人が殆ど。当然アジア人という事で、家に対する認識もアメリカ人とはかなり異なっている。彼らにとって価値のある家とは、間取りの広さより部屋数の多さだという。このあたりを考慮してか最近新築されているものは部屋数が3BEDROOM(日本風には3LDK)でも一部屋の広さは極端な話、6畳一間より小さい感じがする。
つまりだんだん日本の家屋に近づいてきているのだ。当然キッチンも昔のアメリカの家屋のようにアイランドがあったりというのは稀で部屋数を確保するために、コンパクトにまとまっているケースが多い。つまり、そこに日本の収納技術を駆使した製品が本領を発揮する巨大マーケットがあると思うのだ。収納に限らず、そこに使うフィクスチャーや家具類などにもチャンスがあるかもしれない…。

先のこのブログでも取り上げたが、三菱は日本では既存の技術であったインバーターエアコンでアメリカに切り込み成功を収めている。
また視点は少し違うが、日本で話題のアメリカ産BLUE BOTTLE COFFEEも、日本ではどこにでもある純喫茶をデザインとマーケティングで昇華させたに過ぎないと思う。つまりアメリカの市場を見てうまく日本勢が独自の文化に育まれたコーヒーを紹介することが出来ていれば、日本勢がアメリカで成功できるチャンスは十分にあったはずだ。

日本は既にその卓越した技術力によって優れた製品、四季を反映した食材に対するこだわりによって世界で最も優れた食文化を有している。あとは、いかにそれらを世界に売り込んでいけるかのマーケティングとリサーチの能力さえあれば、上記の例を見るまでもなく、世界を獲ることは容易に実現できるのではないか…。

そういう意味で、この先も日本のチャンスは無限大だと思う。あとはそれをどう見つけて具体化するかだ。このシリコンバレーの住宅事情などきっと氷山の一角で、ヒントはどこにでも転がっているはずだ。そして成長戦略として一から新規事業を創生するよりは、この方が可能性はかなり大きいのではないかと考えられる。 是非、意識してほしい!

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若者向けメディアサイトのインタビュー記事

3月はあまりに忙しく、BLOGをUPできませんでした…。大変申し訳ございません…。
と言いつつ、今月も当初から慌ただしく。。。というわけで、手抜きで恐縮ですが、先月、若者向けメディアの「TECH PEOPLE」にインタビューが掲載されたので、こちらにリンクを張らせていただきました^^;;。

”「日本の町工場は農業になる」シリコンバレーに26年、製造業に携わる経営者が語る、日本の危機と可能性”
http://techpeople.jp/2015/03/beans1/

内容的にはいつも、このBLOGに書いている事なのですが、特に若者向けという事で、こちらから見た現状を理解していただき、少しでもグローバルに目を向けてもらえればと思いました。
内容的には少しまとまりがなく、数字等は記憶もあいまいな部分もありますが、ご一読いただき、また意見など伺えたら嬉しいです。

 

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