Archive for 07/24/2012

電子書籍端末とタブレット型PC市場はどうか?

ここのところ、タブレット型PCや電子BOOKの端末発表が相次いでいる。既にアメリカでは最大のシェアを誇るIーPadをはじめとしてAMAZONのKINDLE, アメリカ最大の書店チェーン、バーンズ&ノブルのNOOKが市場に出回っていたが、6月半ばにマイクロソフトのサーフェースが発表になり、そのあと6月の末にはGOOGLEのNEXSUS、日本ではKINDLEの参入に呼応するかのように楽天がKOBOを超低価格で発表。これに付随するためのソフトウェアも大日本印刷など大手のバックアップによりますます一般的になってくる感じだ。勿論タブレットPCと電子書籍端末の位置づけは異なるのだが、本を読めるという点では共通している。
これらの製品に要求されるのは、というかこれらの製品の優劣を分ける要因としては当然のことながら高画質のディスプレイとデータ容量の大きさ。そして長時間の稼働を実現するバッテリーだ。また落下の場合の耐衝撃性や風呂でも読める防水性(これは一部の需要ですね…^^;)等々、これらの技術を低価格で供給することができれば、これから市場はますます広がると思われる。
さてさて、そんな新たな市場の隆盛を見てみると当然われらが日本勢、それも中小企業がそこへ食い込目る可能性も極めて高い(毎回同じような話になってしまいますが…)と自分としては考えたい。少なくともSHARPのLCDパネルの高画質を実現した裏には多くのFILMメーカーの製品が不可欠だし、高寿命バッテリーには今はどこも覇気を失ったが今まで世界を席巻していたSONY, SHARP, PANASONICの電池事業を支えてきた多くの協力工場があるはずだ。彼らが独自の製品や技術を駆使して、これらの新市場に独自に進出できれば(というか開発時のスペックインに食い込めれば)、量産時の生産に関しては東南アジアや新興国になっても極論をすれば新たな展開の可能性はあると思う。勿論そこには新たなR&Dが必要になるし彼ら(日本の中小企業)が不得意としているマーケティングにも真剣に取り組まなければならないだろう。衝撃吸収でいえば生卵を落としても割れないパフォーマンスとαジェルとしてシューズメーカに採用され一躍脚光を浴びたT社は、今新たな市場開拓のためにシリコンバレーに拠点を構え、これらのタブレット型端末の新しい市場や振動吸収が必要となりそうな半導体製造メーカー、医療機器メーカーへの食い込みを狙って奮闘している。この努力が大事なのだと思う。やるだけやってみて市場がない、もしくは要求されたスペックに到達できないということであればそれは仕方のないことだ。そこで次を考えればいい。そして、その努力を日本人ならできるはずだ。少し話がそれるかもしれないが日本の米が世界一美味いのにはちゃんとした理由がある。それは遠い昔、日本は税金が米だったからだ。平安時代の荘園制あたりから年貢米を納められない民が断罪に処されてきた結果、日本人は地域ごとの気候や季節の変化、水質、天災などの状況においても確実に収穫が出来るコメを必死に品種改良してきた。その結果、鎌倉時代にはすでに100種類近い品種があったそうだ。当時は勿論、上からの強制と生死をかけての葛藤があったことは事実だが、やるときはやる!そして努力を惜しまない気質がそこにはあったように思えてならない。
このDNAが少しでも残っていることを期待して、多くの会社が挑戦してみよう!という気になってくれれば、この新しい市場に食い込めることろが少なからず出てくるに違いないと考えている。

Share and Enjoy

  • Facebook
  • Twitter
  • Delicious
  • Digg
  • Google Buzz
  • StumbleUpon
  • Add to favorites
  • Email
  • RSS