Archive for 04/24/2012

まず飛び出す志を持とう!

今回は1週間の日本出張。短い期間だったがいろいろな人に会い、たくさんの話を聞くことができた。どことなく重い雰囲気が否めない状況の日本。特に電機メーカーにおいてはP社、SH社、SO社等、TV大手メーカーの壊滅的な状況を見るにつけ、その従業員はもとより、数多くの協力工場がこの先どのような苦境に立たされてしまうのかを考えると非常に心苦しい思いがした。もう親元には頼らず自分で何とかしていかなければならない!という意識を確実に持つか持たないかが、この先の大きな分かれ道になるかと思うし、日本の国内需要ではなく、これからはさらに海外にあたらなチャンスを求め、グローバルに展開することが必要不可欠になってくる気がするのだが、、実際に数社の会社のオーナーたちと話をする中で感じたことは、「気持ちはあるが、どのように営業活動をしたらよいかわからない」「海外に乗り出すといって貿易も為替も何の知識もない」等々、いろいろな要因もあり、中々大きく行動をとることができないという現実だ。幸い日本では中小企業庁や中小機構、JETROなどの団体がこれらのバックアップにいろいろと手を貸してくれるし、また海外にあるNPO(たとえばシリコンバレーではSVJENなど)等にも気軽に相談することが可能なので、このような機関を有効利用し、少しでも不安要因を払拭することをまずお勧めしたい。
そして、さらに強く感じたことは、このような状況の中において各社が本気でグローバル化をしたいという志をもっているか?ということだ。上記のようなマイナス要因があって、この先の活動を真剣に考える必要性があるのにグローバル化を躊躇してしまうということに加えて、彼ら自身の志がどうあるかということは非常に重要だと思う。実際に素晴らしい製品や技術を持っているにも関わらず、国内需要の低迷で状況が悪化しても、それを独自に展開していこうという気持ちに乏しい会社を実はたくさん知っている。なんとなくさめているのだ(現在、政府が行っている手厚い補助の数々が志をなえさせてしまっている要因にもなっているような気がしてならないのだが)。本当にもったいない話だ。特に大手安定神話が音を立てて崩壊してしまった今、少しでも大きな志を持って海の向こうに飛び出さないと、この閉塞感(いやな言葉ですな)を打ち破ることは難しい感じがする。A社の精密加工技術は非常に卓越したものがあり、それをTABLET PCのシャーシに利用することができれば、少なくともまわしこみの配線を何本か削減することができる。とかB社のもつ放熱冷却装置は非常に効率よく低コストで、年々巨大化する大規模データセンターに必要とされる交換機の冷却装置として期待できる。等々少し話を聞いただけでもいろいろな可能性がある技術や製品があるのだ。もちろん彼ら自身で単身海外に乗り込み、売り込んでいくとなるとそれなりの覚悟は必要になるだろう。特にシリコンバレーには世界中から開発需要に食い込もうとする強豪があつまってきている。その戦いが熾烈になることは必至だ。でもやりがいもあるはずだ。極端だが日本のJA〇社は、特化した技術で特殊なコネクターの開発に成功し、その部品だけでAPPLEと年間100億円を超える取引をしているという例もある。要は何度も繰り返すが、まず飛び出す志を持つことが必要不可欠ということだ。そして、日本の素晴らしい技術をもった会社に少しでも、こちらの状況や市場動向を伝え、一社でも”よし!ひとつやってやろう!”という気持ちにさせることが、自分の大きなミッションであると思っている。

 

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