Archive for 01/03/2011

2011年の年頭に思ったこと

 新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。
 スミマセン、昨年は大分サボってしまいましたが、今年はもっと名前のごとくマメにBLOGもアップするように努力します!

 さて2011年、今年は一体どんな年になるのだろうか??
1968年、今から33年前に公開されたSF映画の超大作「2001年宇宙の旅」。今だに自分にとってはSF映画の最高傑作としての地位がゆるぎないこの名作の冒頭部分にサルが謎の黒石板に触ることによって何らかの知能の啓示を受け、縄張り争いをする他のサル軍団との諍いの際に動物の骨を使って相手を殴り殺すというシーンがある。つまりサルが動物の骨という道具を初めて手にした瞬間の映像で、その道具で誇らしげに物を壊すサルが、その道具を中に投げると、それが似たようなかたちの宇宙船になって宇宙を航行するシーンに切り替わる。この飛行船が今はなきPAN-AMということろが時代を感じさせるのだが、骨という道具がどんどん進化して最終的に宇宙船まで到達したということを短時間で暗示させる見事な演出だ。この映画は144分の超大作なのだが、その中のわずが数分の映像の中に何万年もの進化が凝縮されているわけだ。そんな時の流れの速さを実は最近よく意識するようになった。シリコンバレーは以前から、ドックイヤーの地と言われ、他の1年でここは7年先に進むと言われているが、最近はさらに加速がついた感がある。それは前回のblogに書いたI-PHONEやアンドロイドのAPPSに顕著だ。もう本当に近未来ものが続出。言い方を変えれば大げさかもしれないが完全にSFの世界である。
 さて、こんな物事の流れの速さの中で、日本はどのようになっていくのだろうか??携帯市場では90年代の半ばに、自ら撤退し日本という市場に固執して独自の進化を遂げ世界から完全に孤立した感がある状況は、同じような形でいま日本を代表する家電製品の真骨頂であったTV市場でもおこっている。そしてこの先、日本に最後に残された自動車市場に大きな波として押し寄せている電気化の流れの中で、既にレアメタル、電池技術、そして駆動系のモータ技術という基幹部分を新興国である韓国中国インドあたりに牛耳られようとしている状況は、残念ながら、この分野においても将来に暗澹たる黒雲がしのびよっている感が否めない。
 世の中がデジタル化して、その傾向が顕著になるにつれて冒頭の「2001年宇宙の旅」にみられた演出のように、ものの流れと言うのは恐ろしいスピードで加速している。デジタル技術はある意味、米に似ていると思う。最近は諸説あるが、自分が学生のころ歴史で習った旧石器時代から縄文時代は12,000年前から2,500年前までの9,500年間(もちろん、神々の指紋に描かれているようにその間に何度も文明の勃興があったとは思うのだが)。そして米が主食(弥生時代への移行期)になってからは、わずか2,500年で人類は宇宙にロケットを飛ばすまでに進化した。
 同じように電気の発見(ここではBフランクリンの雷が電気であることの発見)から長い変遷を経て培われてきた約250年のアナログ電気の世界が1980年あたりから普及し始めたデジタル機器の流れの中で、わずか30年でほぼ完全に過去のSF小説の内容を実現するにいたっている。まさに半導体が産業の米と言われるのはこのあたりに根拠があったのではないかと思われる。
  いづれにても、声を大にしていいたいのは、このような状況の中では高速で動いている産業の流れを確実につかんでいく感覚と判断力そして決断力が、非常に重要だと言うことだ。
 
 自分が子供のころ、はやったゲームに「人生ゲーム」があった(勿論当時はデジタルげーム機などはありませんでした)。このゲームのテレビのCMのコピーで「億万長者になるか、貧乏農場にいくか?」というのがあったと記憶しているのだが、今年、日本は、まさにこの両極端な未来のどちらになるかを決めるくらい重要な決断をしなければならないような時である気がしてならない。そして願わくは判断を間違えず「億万長者(大げさだけど)」になるための決断を確実にしてもらいたいと思う。

 

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