Archive for 10/27/2008

少し前の話だけど…。


 9月の日本行きの際に長野でブドウ園を営んでいる友人のところへお邪魔した。彼とは90年代にアメリカで共に遊んだ仲だ。彼は日本に帰国後、20年近く(?)務めた大手証券会社を辞め、家族とともに長野で農業を志し、まさに40の手習いでブドウ栽培を始めた。
ちょうど9月は収穫の真っ最中。台風一過の素晴らしい青空のもと、見事に実ったブドウが本当にまぶしかった。味もまた格別。奥さんとともに作業にいそしむ姿は何ともうらやましい感じ。それにしてもわずか2年でこんなに素晴らしいものが作れるのは、もちろん本人の並々ならぬ努力もあると思うのだが本当に感動的だった(今頃は巨峰のジャムやジュース作りに忙しくしていることと思う)。


 ここのところの金融不安、軒並み大手証券会社の倒産や、銀行の統廃合、そして世界的な経済悪化のはざまの中で胃の痛い思いをしながら翻弄される人生を考えればそれこそ最上の選択だったかもしれない。かくいう自分もそんな嵐に巻き込まれ、相変わらずもがいている身の上。。。確かに世の中の景気が悪くなれば一次産業にも影響は出てくるだろうが、そんな中で自分の意思と違うところで翻弄されずに生きることができる彼の選択は、自分にも一考どころか熟考を与えるに十分値している。

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からくり冶具

ここ最近の極端な株安、それ以前から続いている種々問題で本当に景気は深刻な状況だ。薄型TVで韓国の列強に追従しているS社は、本来であればクリスマス商戦に向けて一番忙しいはずのこの時期、金曜日の生産をストップし週4日の生産体制になった。いままで前の会社時代から10年以上御世話になっていたアトランタにあるP社の車載電装品工場もついに閉鎖しメキシコへの移管を決定。そして、年末にかけていくつかのプロジェクトを計画していた同じ電装品メーカーであるA社もそのすべてのプロジェクトを凍結した。本当にNEWSで見ているだけではあまり実感がわかない不景気というながれがここにきて一斉に自分のビジネスに影響を及ぼし始めた。そんな中、訪問したお客さんといろいろな話をしたのだが、生産に関しては、やはり設備投資は今の状況では無理、しかし全体的な経費削減のために人員削減以外に、歩留まり向上に貢献する対策を考えなければならないので、現在、総力をあげて知恵を絞っているのが「からくり冶具」の発案と製作だそうだ。このからくり冶具、いいかえれば普通の冶具なのだが、金をかけずに確実に効果を発揮するというコンセプトが第一条件で考えられているという。もちろん常日頃から行われているKAIZEN活動の延長線上にあるものなのだが、金をかけないということろに一つポイントがあるようだ。というわけで最近考え出されたこの「からくり冶具」のいくつかを紹介してもらった。残念ながらここで詳細は書くことができないのだが、見てくれにこだわらない非常に単純な原理で、かつ本当に効果がありそうなもので、かなり面白かった。潤沢に予算があれば出来合いのものを購入したり、見てくれなどを機にして材質に凝ったりすることができるものが本当にシンプルに、無駄なくきれいにまとまっている感じがした。「お金をかけない」というこのが大前提なので、このアイデアの数々は自分の商いには縁がないのだが、このような地道な活動が実は日本の強みであって(欧米のように単純に経費削減イコール人員削減ではないという考え)、本当の「ものつくり」の根底には、このような発想や製作が常にあるような気がして、これならまだまだ日本の「ものつくり」もいけそうかな?という気持ちになって自分もすこし元気になった気がした。

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サンノゼ空港の粋


何と仕事にかまけていた(?)ら、2カ月ぶりの投稿になってしまいました。どうもスミマセン。
先ごろ(と言ってもだいぶ前ですが…)、サンノゼ空港から出張に出かけたら、何とサンノゼ空港は全エリアで無線ラン(WIFI)がタダで使えるようになっていた。さすがシリコンバレーの中心であるサンノゼ!これはかなり粋な計らいだと感心。いつも空港に行くと私のような、月一トラベラーの場合は、そのつど空港にてテンポラリーのサービスを使用するために、1時間単位で課金(8ドルぐらい)されてしまうし、いちいちアクセスのプロセスをするのも煩わしいのだが、それが不要というだけでうれしい。それにしてもこの計らい、かなりしたたかな部分もあると思えた。当然最初に開くのはサンノゼエアポートのホームページで、その紹介が中心なのだが、彼らとしては、そこに広告スペースを設けて近隣のホテルやレストランからの広告で利ザヤを稼ぐことも可能になるだろうし、何より、その中でサンノゼの魅力を存分にPRできれば、将来的な利益につながってくる可能性もあるわけだ。そしてこれだけの理由でもサンノゼ空港をトランジットに使用する客が増えるかもしれない。。。もちろん先行投資に対する効果もあるからサンノゼ程度の空港サイズなので可能なのかもしれないが、やはりここにマーケティング戦略を垣間見た気がする。
これに加えて凄いと思ったのがサウスウェスト航空で、何とこのフリーWIFIを利用する客のために専用のテーブルを各ゲートごとに接地。やりますな!同じターミナルのアメリカン航空のゲートにはもちろんそんなものはない。経営状況を物語るような光景だがさすがサウスウェストと思わず唸ってしまう。

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