Archive for 09/28/2007

異業種への展開

今月の頭になるが新しい取引先を訪問した。このこの会社は、オーディオ機器では有名なA社で、かつてはレコード針、現在ではCDのピックアップをはじめ、高性能のヘッドフォン、ワイヤレスマイクで確固たるシェアをもっている。実は今回扱わせていただくことになっった商品は、全くこれらの商品とは関連性のない製造プロセスで必要なクリーニング用品。これらの商品がどのような経緯で開発され同社の商品になっているかはわからない。多少は製造プロセスにも関係があるので何らかのきっかけで、開発されたものだと思う。そしてこのA社には、これらの業種とは全く関連がないもっとユニークな商品があった。それは<自動すし握り機>。1980年代の半ばには既に開発されいたとの事。シャリの握り具合調節はもとよりワサビも自動で付ける機能付だ。これは面白いと思った。日本では回転すしや寿司がマーケットなどでパックで売られるのが一般的になるのに呼応してかなりの需要はある(あった)と思われるが、実はアメリカでも、寿司の人気は定着どころか、さらに健康志向とオルガニックなイメージをも踏襲して益々、一般化して最近ではオルガニック系のスーパーなどでもパックで販売されるようになっており、この製造にはかなりの需要が見込まれるのではないかと思う。同社ではアメリカにもオフィスをもち販売を本格的に進める方針だ。これは期待ができるかもしれない。加えて美味しくシャリをたく大型炊飯器や海苔巻製造機までそろっている。素晴らしい。
日本の製造メーカー、特に中小の場合、一つのメイン商品に、いくつかの関連商品が付随しているというイメージがある。なので、その商品の需要が無くなるといきなり窮地に陥ってしまう感が否めない。ものつくりの性格上、簡単に異業種に展開するという柔軟性にも乏しいような気がしていたのだが、今回のA社で、その考えは払しょくされた。こういう会社もあるんだなと思った。非常にユニークだ。もちろん、この展開は同社の社長の趣味で始まったものかもしれない。ただ理由はどうであれ、このような布石がいづれ会社に大きく貢献する可能性も十分にあるとおもう。現在のところ、これらの商品の比率は売上の2%にも満たないらしいが、私個人としては今後の推移に非常に興味ありだ。この商品開発のきっかけと経緯はぜひ次回、聞いてみようとおもう。

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