Archive for 12/27/2006

小さな会社のリスク管理

長い間ブログを書かなかったのは、実は11月に入って大変な2つの事故に巻き込まれていたからだ。
一つはセールスタックスの監査に入られたこと(あえて事故とよばせてもらおう)。弊社の場合、商品の大半はアメリカを経由してメキシコへ出荷されることが 多い。そのため基本的に商品は州外で使用されるので、TAXは免除になる。ただ、税務署からみればカリフォルニアは国境沿いにある会社(顧客)から注文書 が入り、納品はこれまた国境沿いのカリフォルニア側の倉庫に納品になるために見た目はカリフォルニア内で商いが成立しているのでセールスTAXの課税対象 になるというのが彼らの主張だ。通常これらの顧客からは商品は全てメキシコ(州外)へ出荷される旨の証明(RESALE CERTICIFCATE)を 取って保管してあると思っていたのだが、オフィスの引越しなどで新しく更新された書類がなくそのために過去3年間にカリフォルニア州の指定倉庫に搬入され た商品に対し、それらが確実にメキシコへ出荷されていることを証明する必要が生じてしまった。金額的に1M以上…私自身の管理の不徹底もあったのだ が、膨大な資料に関して証明を得ることは大変な作業..。そして2ヶ月を経た今でも提出した証明に対して。いまだに最終的な結論が税務署からはでていな い..。 もう一つはさらに深刻である。。。11月の頭に韓国から輸入してメキシコへ出荷した商品がメキシコの税関で原産地詐称の罪で差し押さえされ、そのま ま拘束、そして税関警察の手により刑事事件として捜査されてしまった..。韓国から出荷した商品は特殊な安全靴で韓国で生産された原産地証明も添付されて いたのだが、なんと靴底に中国製を使用、そのためその靴底をみた税関が中国製を偽って輸入しようとしたと判断したのだ。韓国のメーカーでは確かに中国製の 靴底を使用したが組み立ては全て韓国で行ったので韓国製で問題ないという主張..。結局シッパーである弊社が矢面に立たされている。
こちらも11月の9日に発生して未だに捜査中との事で何の結論も出ていない..。ただ、品物はトラックごと拘束されているため、トラックの費用と追徴課税、罰金に弁護士費用とかなりの金額を請求される見込みだ..。
 これらの出来事に関しては明確になった時点でまた詳しく記述しておきたいと思うが、この2ヶ月間で色々考えたのは、会社のリスク管理だ。正直なところ小 さな会社でこのような問題が、それもどこからともなく火の粉が降りかかるように起こってしまうということを認識しているオーナーは少ないのではないかと思 う。ただこのような問題(TAXの場合はきちんとしていれば大丈夫だが)によって生じるLOSSは簡単に会社を葬り去ってしまう可能性が大きいことは否め ない事実だ。訴訟問題然りである。
 このような状況に対して、やはりオーナーはきちんとした対策をおく必要があることを再認識させられた。それは物理的に保険等の契約をすることだけでは く、日頃の詳細な管理や書類の扱いに関しても同様だ。小さい会社の場合、自分もそうだがビジネスを維持するために奔走している場合がおおい。でもそれでは 片手落ちだ。常に全体をフォーカスするマネジメントが重要。加えて個人の精神力も重要だとおもう。ここ2ヶ月ははっきり言ってまともに眠れない。明け方目 が覚める..。そんなストレスから、腰を痛めてしまった..。情けないことだが精神力の弱さも、あらためて認識した。小さな会社のオーナーは強くなければ いけない。小さな会社のリスク管理は公私にわたって管理のバランスと強靭な精神力を必要とすることを今回強く感じている。

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