Archive for 10/31/2006

サマータイム

 今週日曜日の午前2時で今年のサマータイムが終了した。これで日本と同じように夕方の5時に日没となる。サマータイムはご存知の通り4月の最初の日曜日か ら10月最後の日曜日まで時計を一時間ずらして昼間の時間を延長することによって省エネと経済効果をもたらす制度だ。このサマータイム本当に素晴らしいな と常々思っている。夏至前後では9時近くまで明るい。仕事の後にゴルフでいえばハーフを回ることができるし、照明なしでテニスの試合でもサッカーの試合で も十分に楽しむことができる。経済効果はかなり大きいとおもう。もちろんその分朝が遅くなるのだが、それでも通常人々が活動を始める6時に照明は不要だ。 全国民が1時間電気を使用しないのだから省エネへの貢献も計り知れないのではないか?日本でもぜひ取り入れてもらいたい制度だと思うのだが「日があると、 その分働いてしまう」とか非常に保守的な理由で採用されないと聞いたことがある。日本はすでにそういう慣習から脱却し新たなゆとりある創生の社会になるの ではないのか?夏場の朝4時は十分明るい。この自然の節理を利用してクールビズなど(確かに素晴らしい制度だが)よりも、抜本的な方法で一挙にエネルギー 削減に着手することをもっとまじめに考えてもいいのではないか?
以前から毎年考えていることなのだが、首相も変わったことだし日本でも真剣に検討してもらいたいものだと思う。

 

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メキシコの賃金

今日はサンディエゴからボーダーを越えていつもの仕事場であるティファナへ。知り合いで来年よりここで工場を立ち上げるKさんのオフィスを訪問した。話の中でメキシコの今の賃金(給与)事情を伺う。
正直言ってびっくりした…。現地で仕事のできるマネージャーを採用しようと思ったらネットで5万ドルは必要だという…ネットで5万ドルということはグロス では少なくとも8万ドル、これに保険や年金などのベネフィットがつくから、大体9~10万ドルの計算になる。日本円にしたら1000万円を優に超えている わけだ…。これは間違いなくシリコンバレー(アメリカ)のマネージャークラスの賃金を上回っているのではないかと思う(ちなみに物価の高さが全米一といわ れているシリコンバレーを含めたカリフォルニア州の平均賃金は$42,000だそうだ)。
現在メキシコの通貨であるペソは1ドルに対して大体10ぺソぐらい。そんな感覚で今までずっとメキシコの賃金を解釈していた。つまり、所得と物価は大体ア メリカの7~8分の1ぐらいと理解していたし、この人件費の安さがメキシコで生産するひとつのメリットだと思っていたが、この話を聞いて今までの概念が崩 れてしまった。確かに実際のワーカーレベルでは現在でも大体1,000ドル~2,000ドル程度らしいのだが、管理職の給与の高さは驚きであり、これは間 違いなく製品価格に反映されるわけである。Kさん曰く「それでも優秀な人材の確保は難しい」との話だった…。
ティファナは別名テレビジョンバレーとも言われ、日系の大手メーカーのほとんどがここでTVの生産をしている。年間2,000万台近いTVがここティファ ナで生産されているそうだ。特に最近は価格の下落が著しいTV市場にあって、ここメキシコにおける生産コスト、特に人件費のメリットは既に過去のものに なっているとなると、この地でTVを生産するメリットはアメリカ/南米という大市場に近接していること(在庫を最小限に抑え、市場のフィードバックをいち 早く吸収する)だけなのだろうか?そうなると、この先、東南アジア(特に中国)からの価格の追従にどのように対応していくのか??
そうでなくともTV市場は現在なんと月に$500ずつ販売価格が下落しているそうである。このしわ寄せを一番蒙る立場にある出入りの業者の自分としては、なんとも複雑な気持ちになってしまった…。

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東京での飲み会

今回の日本出張でシリコンバレーに居た旧友たちと再会。渋谷の居酒屋で楽しいひと時を過ごした。男性陣はジャーナリストとして活躍中のYさん。6月に 「ブログが変えるジャーナリズム」という本を出版しジャーナリズムの未来を語る第一人者。もうひとりは若くしてその才能を見込まれ大手地図メーカーの取締 役副社長として地図情報のデジタル化で新境地を切り開いているS。二人は大の親友である。
女性陣はネットイヤーグループを運営するIさん。女性起業家として以前から活躍中の彼女は9月まではあるTV番組のコメンテータをしていた。そしてプレジデント社で記者を務めるNさん。彼女も切り口の鋭い発想でいつも目からウロコの話を聞かせてくれる。
皆、個性の強い連中だ。話は本当に尽きることがない。今回は日本の現状と将来みたいな超お堅い話から子供みたいな恋愛問題までさまざまな話題で、つまみに 箸をつける暇がないほど大いに盛り上がった。私もしたたかに飲んで正直話の内容は殆ど覚えていないのだが、日本の第一線で体を張って活躍中の仲間との語ら いから、いつも強烈なパワーを充電させてもらっている気がする。そしてアメリカに戻っても彼らに負けないように頑張ろうと思うのだ。

 

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岐阜でのセミナー

10月11日にJETROの招請で岐阜で「シリコンバレーに学ぶ製造業のビジネス戦略」というタイトルで講演会をしてきた。何かと話題の岐阜県庁をはじ め、問題の前知事が建てたという豪勢な建物の数々をまず見学させてもらう。講演を行った大垣のSOFTピアの1Fホールにはなんと織田信長の銅像まであっ た。
観客は約30人ほど。シリコンバレーのものつくりの実態とアジアの人々の同地での活躍。そして日本の製造業がどうも後手後手に回っている感のあるアメリカのコンスーマー市場の実態を話す。
実際のところ、どのような印象を持っていただけたかはわからない。正直なところ、井の中の蛙で満足しているような今の日本の現状を見る限りでは日本の中小 企業にもっともっと元気になってもらいたいところなのだが、感想としてそのような意気込みはあまり感じられなかった。というか自分の講演自身に問題があっ て説得力がなかったかもしれないのだが…。ただ、現在の日本の状況に満足し、中近東や南米ではアジア勢に席巻されている家電製品の実情や既に日本をター ゲットとしていない韓国勢の戦略を今のうちに理解していないと、そのうち取り返しのつかない状況になる可能性も否めないと感じてしまった。

 

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CEATEC ジャパン

日本へ出張。タイミングよくCEATECジャパンを見学できた。
昔のエレショウであるこの展示会は日本の家電メーカーの特にビジュアル、IT系のショウとして
もっとも有名である。
特に各TVメーカーはその粋を凝らした大ブースで訪問者を圧倒していた。そんな中で特に興味を持ったのはSHARPである。各社それぞれ自社の製品を前面 に出してPRしていたのに対し、SHARPはその製造現場である亀山工場のプロセスや環境に対する素晴らしさを強調し、このような環境で生産されるTVは 品質的にも素晴らしいということを前面に出していた。よくよく見ると同社のTVコマーシャルも同じrとでコンセプトで製造環境を前面に出していた。
面白いと思った。自分が購入する立場なら製品自身の比較であれば正直なところ、どこもどんぐりの背比べ。そんな中で製造される過程の素晴らしさを強調されれば確かに製品自身も安心感が持てる気がする。さすがですなSHARP。技ありである。

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生涯現役

シリコンバレーでの知り合いに起業家のSさんがいる。もう10年近い付き合いだ。Sさんは日本の大手鉄鋼メーカーの研究所で勤務し、定年退職後研究してい たテーマの技術をもとに、当時ITバブルに向けて隆盛を極めていたこの地に移住して起業。圧縮技術を武器にした会社で一時は50人近い従業員を抱えるまで になったが、あるとき新製品発表と同時に特許侵害の訴訟を受け、遭えなく会社は解散。技術をAPPLEに売却して従業員たちの生活を確保したのち、少し充 電期間をおいていたが、その後2000年の頭ごろ日本の若者が作った着メロの技術を開発する会社のCEOになり、再びこの地で活動をはじめた。残念ながら アメリカは日本ほど着メロに対する評価がないことと大手通信メーカーが独自の対応をスタートしたこともあり、ここも一時は十数人の従業員を抱えるまでに なったが、縮小を余儀なくされまた音信が途絶えていた。
そんなSさんからメイルが届いた。着メロの会社を社名変更し、今度はなんとSNSの事業を展開するという。新会社名はRIOTTT(www.riottt -inc.com)。なんと若者のカルチャーを中心としたSNSサイトの運営を展開するそうだ。HPをみると、今風のTATOOの若者やらHIP HOPのミュージシャンやらの紹介などが掲載されていて、とてもとてもSさんのイメージどころか年代からも程遠い感じがする。しかしながら、そこに新たに チャレンジする意気込みはすごく感じられた。失礼だがSさん、来年たしか70歳である..。
スラッと長身で背筋も真っ直ぐ。そしてやさしそうな顔立ちの中にキラキラした瞳の持ち主は、これから新たな挑戦をスタートする。この生涯現役の大先輩には、敬意を評すると同時に本当に頑張ってもらいたい。そしてその先輩を目標に自分自身も死ぬまで現役で頑張りたいと思う。

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