明暗

今週前半はテキサス、アトランタへの出張。このエリアは自動車関連企業が多い。テキサスは州の最南端に近いマッカレンを拠点にボーダーを越えメキシコのレイノサへいったが、ここにも多くの日系車載電装品メーカーがある。最近のガソリン高騰により、昨年よりアメリカのビッグ3の業績はがた落ち。それとは反対に日本車の需要は最高潮に達していて鼻息も荒い。確かに燃費の差は大きい。最近のカリフォルニアでは平均1ガロン(3.8L)が$3.50.日本円に換算すればそれでも1Lあたり100円強だが、使用量を考えたらバスや電車といった車以外の交通手段が乏しいアメリカのほうが圧倒的に割高だ。このような事情なので低燃費、そしてハイブリット車などの投入に積極的な日本勢が圧倒的に強さを誇っている。そんな中、かつてのビッグ3の圧倒的なシェアと需要に対応すべくアメリカに進出した日系企業の多くは、いま深刻な状態に陥り、工場の撤退や中南米への移設を余儀なくされているところも多いと聞く。これに対して日系自動車メーカーの進出に呼応してこちらで操業している各協力工場は大忙しでてんてこ舞いの状況だ。
 燃料の高騰という引き金で、同じ業種しかも同じ日系企業で、これだけの明暗が分かれる状況は色々な意味で顧客や対応業種のバランスの大切さを認識させてくれる。弊社のような小さい会社の場合、特に需要の大きさについつい靡いてしまう傾向が強いが気持ちの上では常にシェアのバランスも考慮していきたい。

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